E-3-1.アーク溶接作業
■ 学習項目
アーク溶接の基礎
   1.アーク溶接の原理
 2.アーク溶接機と被覆溶接棒
 3.アーク溶接の保護具
 4.ビートの練習(ブラッシング法)
■ ポイント
アーク溶接作業の基礎・基本を理解させる。
コンテンツ1
1.アーク溶接の原理
■ 解説のポイント


電流により、二つの金属の間にアークを発生させ、母材と溶接棒を溶かしながら、溶接するしくみである。
溶接機のアース線は、確実に接地すること。
ページのTOPへ
コンテンツ2
2.アーク溶接機と被覆溶接棒
■ 解説のポイント




アーク溶接機には、交流と直流の機器があるが、交流アーク溶接機が広く利用されている。
溶接機の電圧が高いと作業上危険なので、電圧は30Vと低くし、溶接する母材の厚さに応じて大きいアーク電流(100A)を流して溶接する。
被覆溶接棒は、心線をフラックスで覆い、アークの高熱による母材と溶接棒の材質の変化を防ぐ役割をしている。
ページのTOPへ
コンテンツ3
3.アーク溶接の保護具
■ 解説のポイント




強烈なアークによる紫外線及び高熱の溶融金属と酸化物の飛散から身体を保護するための用具で、次のものが使われる。
a)ヘルメット b)ハンドシールド c)革手袋 d)前掛け
e)腕カバー f)足カバー
ページのTOPへ
コンテンツ4
4.ビードの練習(ブラッシング法)
■ 解説のポイント




(1)溶接機の電源は切ったままで、アーク発生操作の練習をする。
溶接作業台に正対して椅子に座り、手に持ったホルダに溶接棒をくわえ、肘は水平に保ちながら、溶接棒の先を母材上数cmに近づけたら、ハンドシールドで顔を覆い、見当をつけて溶接棒の先端が弧を描くように母材に当てて少し引き上げるとアークが発生するので、その位置で保持する練習をする。





(2)電源を入れ、実際にアークを発生させ、アークを持続させる練習を行う。
板厚 4mm 溶接棒径 3mm 電流値 100Aぐらいとする。
※作業開始の準備
※アークを発生させたら、垂直な溶接棒を、溶接する進行方向に10度から20度(母材からは70〜80度)ぐらい傾けて、アークを持続させながら少しずつ前進(運棒するという)させる。
※母材の上に、溶接棒が溶けて固まり、盛り上がってビードができていく。
※溶接棒を直線的に運棒する場合と、半円を描くように運棒する場合がある。



(3)作業が終了したら、スラグを除去する。
※ハンドシールドや保護めがねをつけること。
※チッピングハンマーでたたいてスラグを除去する。
※ブラシでスラグを払い、仕上がりを確認する。スラグは熱いので、手や手袋で触らない。

ページのTOPへ